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Interview「代表が語る」


起業家インタビュー第4回 廣綱 晶子氏 [1/3ページ]

廣綱 晶子 (Shoko Hirotsuna) 氏
Business-Paradigm Director
Founder

 

 

 

撮影日・場所:2011年7月 So Restaurant

自己紹介によるプロフィール

九州出身。幼少時代は、父親の仕事の関係で、幼稚園2校、小学校4校、高校2校の『転校生』として鍛えられる。貧血症&運動音痴だったので、大人になってからそれを克服すべく(?)、かねてからやりたかった乗馬、ヨット、ダイビングなどにチャレンジし、いずれも有資格。起業後は、それらの趣味はきっぱりあきらめ、水泳とジョギングに切り替え、ロンドンマラソンは今年(2011年)で9回目の出場&完走。ロータリークラブ・英国カナリーウォーフ会員(元会長)、昨年5万人以上集まったジャパン祭りの運営部などでプライベートの時間が消化されるので、TVがない生活だが読書とワインは人並み以上。



浜:どうもお越し頂き有難うございます。まずはざっくばらんにお伺いしますが廣綱さんが最初にイギリスに来られたのは何年でしょう?

廣綱:95年です。

浜:と言うと16年前ですね。その時はまだ起業されていなくて駐在員の奥様と伺っていますが。

廣綱:そうですね。

浜:どういうきっかけで起業されたんですか?

廣綱:普通皆さまお花とか習いに行かれますがそういう才能は一切ないので・・・

浜:じゃなくてやりたくなかったんでしょう。

廣綱:いえ、本当に下手(笑)。

浜:普通の主婦のような事はやりたくなくって、きっと起業家マインドを持っておられるからそういう方向へ

廣綱:いえ、そこで転勤の話が決まった時、会社を辞めてMBAに行こうかなと思って。

浜:そのときすでにMBAは頭の中にあったんですか。

廣綱:その時お金も貯めていて、折角なのでイギリスに来ている間にMBAを取ろうかと、まずは英語の勉強をしてMBAに入ったんです。

浜:ちょっとごめんなさい、と言うことは駐在員の奥様としてきた時は既にMBAをやるつもりで来られたんですね?それはすごいですね。

廣綱:と言うか、良いタイミングで、勤めを辞める以上はトレードオフしなければならないと思ったので・・・

浜:結婚して、ご主人がイギリスに赴任するから辞めざるを得なかった。

廣綱:結婚をして、Sonyに居たんですけれど、当時社内結婚はあまり望ましく無いと思われていて転職をして、マネージャになり自分のオフィスを持つほどになっていたんですけれど、そしたら(ご主人が)駐在といってまた会社を辞めなくてはならなくなって、これだとあまりにも自分のキャリアが積めないので、だったらMBAに行こうと考えて・・・

浜:普通の主婦ではないですね。

廣綱:いえいえ、主婦は出来ないと思う(笑)そういう才能は無いので。

浜:才能が無いのではなくって、ビジネスマインドが先行しちゃったんですね。

廣綱:で、学校に行ってその後通常のように就職活動をして、一人で日本に帰るわけには行かなくて、計算では数年で日本に帰ると考え、卒業したら帰任と思っていたらそういう話が無くって・・・だったらロンドンでと就職活動をしたんです。でも競合他社に行ってはいけないとかいわれるんですね。そうしたらたまたま就職の相談に行ったリクルートの会社が「うちにどう」と言って下さったので、帰任するまで一年くらいは丁度良いかなと思って仕事を始めました。ところがそうしているうちに永住権が取れてしまって。