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Interview「代表が語る」


起業家インタビュー第8回 松尾 卓也氏 [3/3ページ]


廣綱:起業する人へのメッセージをお願いします。

松尾:私が重要と思うのは、パートナー、それは共同経営者でもスタッフでもよいのですが、信頼できるパートナーがいないと絶対できないと思います。うちの場合だと、良きリサーチャーとか、会計士とか、信頼できるサポーターということ。当たり前ですが、それって重要だと思います。

それと、仕事、ほぼイコール、トラブルシューティングだと思っていまして、つまり、ビジネスをする上で、ありとあらゆるトラブルが発生して、それをいかに潰していくかという、それが成功につながっていくので、時々きつい場合もあるけれど、トラブルがあって当たり前という気持ちでやったらよいのではないかと思います。よく言うじゃないですか、「Hope for the Best, Prepare for the Worst」って。それでよいではないかと思います。 

廣綱:プライベートの過ごし方、趣味について教えていただけますか?

松尾:私は旅が好きで、イギリスでは、地方の田園とか、海のほうとか、コーンウォールやウェールズとか、ドライブでそういうところに行きます。年に2-3回の日本出張の時には、週末や休みをとって、東北、北海道、南は九州のまわりとか、自然、山、川、海、温泉、食事と、毎回必ずどこか行っています。日本で見たいところがたくさんあるので、そういのもあって、日本にもっといたいなと思います。

あとは、月並みですが、読書です。私は本屋で見て買うというプロセスが好きなので、毎回日本に帰ると30冊ぐらい買います。分野も色々で小説だったりビジネスだったりします。

廣綱: 松尾様のご出身県、長崎県人会(英国)についてお聞かせいただけますか?

松尾:私の出身は長崎市で、日本に帰ると必ず帰ります。

長崎県人会は1995年ぐらいに3-4人集まって立ち上げたのですが、駐在員の方は帰任されたりするので、私がずっと幹事をやっています。1990年代は日本人がたくさんいたので、会員は60-70人ぐらいいたでしょうか。会合1回につき30-40名集まっていました。最近、名簿のアップデートが忙しくてできていないのですが、今年はまた会員募集をしていこうと思います。

福岡出身だけど、長崎県人会に参加してくださる方もおり、ゆかりがある方だったら長崎出身でなくても参加は大丈夫です。来週も開催するのですが、15人ぐらい集まる予定です。 以前には、血のつながった人と会いびっくりしました。また、色々な出会いがあり、共通の人を知っているということがあるなど、そういう嬉しさはあります。

また、カトリック会に関しては、私は、代々両親ともカトリックなので、長崎県の原爆中心地の近くに浦上天主堂があるのですが、そこで幼児洗礼をうけました。 こちら(イギリス)に、日本人会があるということで行き始めました。毎月第3日曜日12:00~13:00にMayfairにあるカトリック教会で日本語のミサをやっています。その後、持ち寄りでランチ会をしています。メンバーは100人以上いて、通常30-40人ぐらい集まります。私は、正直、熱心な信者ではないのですが、事務局的なお手伝いをしています。

廣綱:本日は本当にありがとうございました。

お仕事以外にも、色々な活動をされていらっしゃり大変だと思いますが、充実したライフスタイルで感動しました。



インタビュアー:廣綱晶子(JCCI起業部会会長2013-2014、Business-Paradigm Ltd) 
インタビュー&撮影:2014年2月28日 


インタビュー後記

皆から好かれ、色々な集まりで、要となる書類や会計をしっかり締めてくださる松尾さん。最初にお会いしたのは随分前ですが、そういうRoleをにこやかに担われ、安心感。難しそうなお仕事をされていらっしゃるので、怖い方と思っていたら、本当に温和な笑顔。 日本から英国にきて、市場調査にフォーカスをして、英国からドバイ/インドへと10年ごとに「冒険」を楽しまれていらっしゃるご様子ですが、次の「冒険」を拝見させていただくのを今から楽しみにしています。